神野「初めまして。主人公の神野颯一郎です。この小説はミステリー、それも吹雪の山荘ものです」古橋「いや、確かに、雪が降っている最中に外部と隔絶された宿泊施設で連続殺人が起こるけど、厳密には吹雪の山荘ものじゃないよ。詳しくは読んでもらえれば分かるけど」神野「おい、古橋。作品の紹介してるんだから邪魔するな」古橋「でも、ちゃんと注意しておかないと。ミステリーの読者は重箱の隅をつつくのが大好きだからね」神野「それはそうだけど『吹雪の山荘ものです』って説明する方が短くて楽なんだよ。……気を取り直して説明を続けます。本編の小説はA4サイズで103ページ、約85000字あります。さらに、冒頭の登場人物紹介を含めて挿絵が9ページ、4コマ漫画が2ページ、4本あります」古橋「紹介画像に書いてあることは説明しなくてもいいんじゃないの？」神野「いいからちゃんと説明させてくれ。――この小説は普通の小説と違い、横書きです。そしてセリフの前に登場人物の名前をつけ、『〇〇は言った』という文章を省略しています。これにより、地の文を極限まで減らし、会話のテンポを良くしています」古橋「さらに言うと、この痛々しい紹介文からも分かるように、この本はミステリーの皮を被ったキャラ萌えギャグ小説です。真面目なミステリーを期待して読むとがっかりするでしょう」神野「紹介文でネガティブ・キャンペーンするな！」古橋「分かってないなあ。これはクレーム対策だよ」神野「言い訳をさせてもらうと、確かに序盤はかなりふざけてますが、終盤は真面目にミステリーしていますのでご期待ください」古橋「ちなみに事件の犯人は何と」神野「いい加減にしろ！ 紹介文でネタバレするとか前代未聞すぎるだろ！ ……とにかく、まずは無料体験版をどうぞ！」