優れたムーバブル・フレーム構造が第二世代のMS開発に大きな影響を与えたRX-178の後継機、MSF-007の図解・解説本です。エゥーゴによってRX-178試作機を奪取されたティターンズであったが、彼らはこの時点でガンダリウムγ合金を本格的に導入した後継MSを既に開発中であった……。しかし、ティターンズ支配下のキリマンジャロ開発拠点で試作設計が進められたRX-178の後継機RX-166は内戦の混乱により機体は焼失、RX-178と同様に開発データがアナハイムエレクトロニクスの手に渡ることとなってしまう。本来ティターンズの次世代主力機となるはずだったRX-166は、結果的にZ計画系のMS群と共にアナハイムエレクトロニクスの新世代非可変MS・MSF-007として完成されることとなった。数奇な運命を辿ったRX-178の直系後継機MSF-007の内部構造図解や開発経緯の他にも、模型誌・アニメ誌に掲載された原型機的なRX-166、フルアーマープランも網羅し、この機体をより深く知りたい方に楽しめる内容となっていると思います。科学考証は宇宙ロボティクスの解説を掲載。

ガンダリウム合金を利用せずムーバブル・フレーム構造を実現した連邦軍の新世代機『RX-178』の図解・解説本です。“工芸的”と揶揄された精緻なフレーム構造の図説とその柔軟な可動性を達成したRX-178の開発経緯や、RX-○8の発展機としての開発発端からフルアーマープラン、FXA-05Dなどのサポートユニットへの展開などRX-178の技術的総括を研究検証を各部の内部構造図解を交えて解説しています。科学考証はガンダリウム合金の検証を掲載。放映当時のアニメ雑誌に掲載された初期装備型や、ゲームに登場した試作0号機も網羅しており、一段深いRX-178の全貌をより深く知りたい方に楽しめる内容となっていると思います。

アナハイム・エレクトロニクス社が強く推進した開発機体の一形態としてあげられるのが可変MSというジャンルである。今回はアナハイム・エレクトロニクス社における変形MSの開発と位置づけ、その発展を一連の製作機体とプロジェクトを通して俯瞰してみます。